科目別ポイント&勉強法~英語

(1)重要熟語

英語 ・as a rule「一般に」
・apart from~「~はさておき」
・in addition to~「~に加えて」
・by chance「偶然に」
・before long「まもなく」
・to say nothing of~「~は言うまでもなく」
・on purpose 「わざと」
・by oneself「ひとりで」
・anything but~「決して~でない」
・in advance 「前もって」
・on time「時間通りに」
・nothing but~「~にすぎない」
・take off~「~を脱ぐ」
・turn out~「~であることが分かる」
・take place「起こる」
・take after~「~に似ている」
・take care of~「~の世話をする」
・take part in~「~に参加する」
・put out「~を消す」
・learn ~by heart「~を暗記する」
・carry out~「~を実行する」
・stand for~「~を表す」
・make out~「~を理解する」
・put off~「~を延期する」
・make up one's mind「決心する」
・look down on~「~を軽蔑する」
・look up to~「~を尊敬する」
・catch up with~「~に追いつく」
・put up with~「~を我慢する」
・look forward to ~ing「~するのを楽しみにする」
・speak ill of~「~の悪口を言う」
・find fault with~「~のあら探しをする」
・thanks to~「~のおかげで」
・be independent of~「~から独立している」
・be dependent on~「~に頼る」
・instead of~「~のかわりに」
・according to~「~によれば」
・first of all「まず第一に」
・be in a hurry「急いでいる」
・for the first time「初めて」
・make room for~「~に場所をあける」
・belong to~「~に属する」
・depend on~「~に頼る」
・because of~「~のために」
・be free from~「~がない」
・at least「少なくとも」
・compare A to B「AをBにたとえる」
・remind (人) of~「(人)に~を思い出させる」
・wonder if~「~かしらと思う」
・deal with~「~を扱う」
・be short of ~「~が不足している」
・on one's way「途中で」
・rely on~「~に頼る」
・at first「最初は」
・care for~「~の世話をする」
・in other words「言いかえると」
・for instance「例えば」
・on the other hand「他方~」
・make the most of~「~をできるだけ利用する」
・in spite of 〜「にもかかわらず」
・keep one's word「約束を守る」
・break one's word「約束を破る」
・run a risk「危険を冒す」
・be proud of ~「~を自慢する」
・keep up with~「~についていく」
・ask for~「~を求める」
・never fail to~「必ず~する」
・more often than not「大抵」
・be second to none「誰にも劣らない」
・if any「もしあれば」
・for one's age「年の割には」
・succeed to~「~を相続する」
・behind one's back「陰で」
・get along with~「~と仲良くやる」
・put into practice~「~を実行する」

(2)itの構文

①It is~for A to…「Aが…するのは~だ」
It is natural for her to get angry with you.(彼女が君に腹を立てるのは当然だ。)
②It is ~of A to…「Aが…するとは~だ」
It is very kind of you to say so.(君がそう言ってくれるとはとても親切だ。)
※この場合、~の語はofの後のAの性質やAに対する判断を表す表現となっている。上の例文では、you=very kindの関係が成り立っている。①の場合はこの関係は成り立たない。
③It is not until~that…「~して初めて…する」
It was not until yesterday that I heard the news.(昨日になって初めて私はその知らせを聞いた。)
④They say that~=It is said that~「~だそうだ」
They say [It is said] that he is ill.(彼は病気だそうだ。)
⑤It takes (人)+(時間)+ to~「(人)が~するのに…(時間))がかかる」
It takes me about an hour to go to school. (私が学校まで行くのに約1時間かかる。)
⑥It cost (人)+金額+to~「(人)が~するのに…(金額)がかかる」
It cost me lots of money to buy this car.(私はこの車を買うのに多くのお金がかかった。)
⑦It seems that~「~らしい」
It seems that he is ill.(彼は病気らしい。)
⑧make it a rule to~「~することにしている」
I make it a rule to get up early.(私は早起きすることにしている。)
⑨take it for granted that ~「~は当然だと思う」
We take it for granted that we should try our best.(私達は、最善を尽くすのが当然だと思う。)

(3)不定詞・分詞の構文

①形容詞(副詞)+enough to~「…なことに~した」
He was kind enough to lend me some money.(彼は親切なことにお金を貸してくれた。)
②so+形容詞(副詞)+ as to~「とても…で~」
The man is so tall as to touch the ceiling.(その男はとても背が高いので天井に手が届く。)
③…, only to~「…したが、~だった。」
He studied very hard, only to fail in the examination.(彼は非常に一生懸命勉強したが、試験に落ちた。)
④使役動詞+(人)+原形不定詞「(人)に~させる」
I made that girl go there in my place.(私は自分のかわりにその少女をそこへ行かせた。)
※原形不定詞を取る使役動詞はmakeの他にhave、letがある。使役動詞getはto不定詞を取る。
⑤知覚動詞(など)+O+原形不定詞「Oが~するのを見る(聞く)」
I saw him dance.(私は彼が踊るのを見た。)
⑥ 知覚動詞(など)+O+現在分詞/過去分詞「Oが~している/~されるのを見る」
I saw her trying to open the window.(私は彼女が窓を開けようとしているのを見た。)
I heard a song sung by her.(私は彼女によって歌われるのを聞いた。)
⑦have+過去分詞「Oを~される/~してもらう」
I had my hair cut.(私は髪を切ってもらった。)

(4)動名詞の構文

①of one's own~ing「自分で~した」
Is this the dress of your own making?(これはあなたが自分で作ったドレスですか?)
②be worth~ing「~する価値がある」
Nara is worth visiting.(奈良は訪れる価値がある。)
③feel like~ing「~したい気がする」
I feel like drinking coffee tonight.(今夜はコーヒーを飲みたい気がする)
④on~ing「~するとすぐに」
On seeing the policeman, they ran away.(警察を見るとすぐに、彼らは逃げだした。)

(5)関係詞の構文

①否定語+名詞+but~「~しない…はない」
There's no rule but has some exceptions.(例外のない規則はない)
②the same +A +as [that]~「~と同じようなA」
This is the same watch as I have.(これは私が持っているのと同じような時計だ。)
③such +A+as~「~(する)ようなA」
I have never heard such stories as she tells.(彼女の言うようなそんな話は一度も聞いたことがない。)

(6)助動詞の構文

①may well~「~するのももっともだ」
You may well say.(君がそう言うのももっともだ。)
②may as well~「~した方がよい」
You may as well go to bed at once.(君はすぐに寝た方がよい。)
③might as well~as…「…するくらいなら~した方がまし」
You might as well as throw your money away as lend it to him.(彼に金を貸すくらいなら、捨てた方がましだ。)
④would rather~than…「…するよりもむしろ~したい」
I would rather stay home than go out.(私は出掛けるより家にいる方が良い。)
⑤may have+過去分詞「~したかもしれない」
She may have been a beauty in her youth.(彼女は若い頃は美しかったかもしれない。)
⑥must have+過去分詞「~したに違いない」
He must have told a lie.(彼はうそをついたに違いない。)
⑦cannot have+過去分詞「~したはずがない」
The rumor cannot have been true.(そのうわさが本当であったはずがない。)
⑧should [ought to]+have+過去分詞「~すべきだったのに」
You should [ought to] have come to the party.(君はそのパーティーへ来るべきだったのに。)
⑨need not have+過去分詞「~する必要はなかったのに」
We need not have done it.(我々はそれをする必要はなかったのに。)
⑩cannot but~=cannot help~ing「~せずにはいられない」
I could not but laugh.=I could not help laughing.(私は笑わずにいられなかった。)

(7)比較の構文

①as+原級+as +S +can「できるだけ」
Run as fast as you can.(できるだけ速く走りなさい。)
②~times as+原級+as A「Aの~倍…」
That bridge is three times as long as this one.(あの橋はこの橋の3倍の長さだ。)
※ただし、「2倍」であれば~timeのかわりにtwice、「半分」であればhalfを用いる。
③no more than~「~しか」
He earns no more than 100,000 yen a month.(彼は月に10万円しか収入がない。)
④no less than~「~も」
He earns no less than 500,000 yen a month.(彼は月に50万円も収入がある。)
⑤肯定文+much more~「なおさら~」
He can speak French, much more English.(彼はフランス語を話せる。英語はなおさらだ。)
⑥否定文+ much less~「ましてや~ない」
He cannot speak English, much less French.(彼は英語を話せない。ましてやフランス語はなおさら話せない。)
⑦A as well as B「BだけでなくAも」
My parents as well as I were surprised.(私だけでなく、両親も驚いた。)
⑧not so much A as B「AというよりむしろBだ」
He is not so much a scholar as a journalist.(彼は学者というよりはむしろジャーナリストだ。)

(8)条件の構文

①But for~=Without~=if it were not for 〜「〜がなければ」、if it had not been for 〜「〜がなかったならば」(仮定法)
But for [Without] your help, I could not finish the work.(あなたの助けがなければ、私は仕事を終えることができないだろう。)
②命令文, and~「…しなさい、そうすれば~」
Study hard, and you will pass the examination.(一生懸命勉強しなさい、そうすれば試験に合格するだろう。)
③命令文, or~「…しなさい、さもないと~」
Study hard, or you will fail in the examination.(一生懸命勉強しなさい、さもないと試験に落ちるでしょう。)

(9)譲歩の構文

①It is true that ~ but …「なるほど~だが…」
It is true that he is young, but he is brave(なるほど彼は若いが、勇敢だ。)
②Whatever [no matter what]~「何が/何を~しようとも」
Whatever [no matter what] may happen, I won' t change my mind.(何が起ころうとも、私は決心を変えない。)

(10)目的の構文

①with a view to~ing「~するために」
He went to France with a view to studying art.(彼は芸術を勉強するためにフランスへ行った。)
②so that~「~するために」
Let's get up early so that we can see the sunrise.(朝日を見ることができるように、早く起きましょう。)

(11)会話表現

<あいさつ>
①How do you do? 「はじめまして。」―― How do you do? 「はじめまして。」
②How are you? 「ごきげんいかがですか?」――I'm fine, thank you. And you? 「元気ですよ。ありがとう。あなたは?」
③Thank you for coming today.「今日は来て下さってありがとう。」 ――I've had a good time. Thank you.「楽しかったです。ありがとう。」
④I'd like to see you again.「またお会いしたいですね。」
⑤Thank you very much.「どうもありがとう。」――You're welcome. (Don't mention it.)「どういたしまして。」
<店で>
①May I help you? [What can I do for you?]「いらっしゃいませ。」
②How do you like this?「これはいかがですか?」
③What size do you wear?「どのサイズを着られますか?」
④I'd like to look at a pair of brown shoes?「茶のクツを一足見せてほしいのですが。」
⑤Let me try on the dress.「そのドレスを試着させて下さい。」
⑥How much is it? 「それはいくらですか?」――It's twenty dollars. 「20ドルです。」
<電話で>
①Hello.「もしもし」
②This is kenji speaking.「こちらはケンジです。」
③May I speak to Nancy?「ナンシーをお願いします。」
④Is Mary in?「メアリーはいますか?」
⑤Just moment please.「少々お待ちください。」
⑥Who's speaking?「どちらさまですか?」
⑦Mr. Sato is on another line.「佐藤氏は他の電話に出ております。」
⑧Just hold on a minute, please.「どうぞ、そのままお待ちください。」
⑨Will you please call him to the phone?「電話口まで呼んでもらえますか」
⑩I'll call you back later.「後でこちらから電話します。」
⑪Is there any message?「何か伝言はありますか?」
⑫You have the wrong number.「電話番号が間違っていますよ。」
⑬Who were you speaking to?「誰と話していたのですか?」
⑭The line is busy.「お話中です。」
⑮Thank you for calling.「お電話ありがとう。」
<病気・病院関連>
①You had better see a doctor.「君は医者に診てもらった方がいいよ。」
②What's the matter with you?「どうしましたか?」
③Is anything wrong with you?「どこか具合が悪いんですか?」
④I'm in terrible pain.「ひどく痛みます。」
⑤I have a poor appetite.「食欲がありません。」
⑥I have a slight fever.「熱があります。」
⑦It's getting worse.「だんだんひどくなってきました。」
⑧I'll take your temperature.「体温を計りましょう。」
⑨Did you hurt yourself?「ケガをしたのですか?」
⑩I have a bad headache.「ひどい頭痛がします。」――That's too bad. 「それはいけませんね。」
⑪You look pale.「顔色が悪いですよ。」
<道で>
①Would you show me the way to the post office?「郵便局へ行く道を教えてくれませんか?」
②Is it far from here?「それはここから遠いですか?」
③I'm a stranger here.「私はここは初めてです。」
④I'm looking for the bus stop.「私はバス停を探しているのです。」
⑤You can get there in five minutes.「5分で行きますよ。」
⑥You can't miss it.「それを見逃すことはありません。」
<その他>
①Won't you have another cup of tea?「紅茶をもう1杯いかがですか?」―― Yes, please.「はい、いただきます。」
②Will you pass me the salt?「塩を取って頂けませんか?」――Certainly, here it is [here you are]. 「いいですよ。どうぞ。」
③How about talking over a cup of coffee?「コーヒーを飲みながら話しませんか?」―― That's a good idea.「それはいいね。」
④Are you free this Saturday?「今週の土曜日はお暇ですか?」
⑤I'm looking forward to it.「私はそれを楽しみにしています。」
⑥That's very kind of you.「それはご親切に。」
⑦What [How] about going for a walk.「散歩に出かけるのはどうですか?」
⑧That sounds good.「それはよさそうですね。」
⑨What was the weather like there?「そちらはお天気はどんな風でしたか。」
⑩Do you mind if I smoke here?「ここで煙草を吸ってもいいですか?」
⑪Why don't you sit and rest?「座って休んだらどうですか?」
⑫Will you come here tomorrow if it is convenient for you?「ご都合がよろしければ、今日ここへ来て頂けませんか?」

【高卒認定試験英語の問題構成】
(1)小問~発音・単語・熟語・文法・会話・小文

①文の強勢
 文の強勢は、「質問に対して答えとなる部分」「新規情報」といった所に置かれます。これは必ず「なぜここに強勢が置かれるのか」という理由があるので、論理的に考えることが必要です。
②文法・慣用表現・会話問題
 文法・単語・熟語・慣用表現に関しては覚えた分だけ結果が出ます。基本的なものは丸暗記し、あとは問題演習を重ねて、実践的に知識を増やすのが効果的です。会話問題では、「状況を理解する」ということがカギとなります。これは図書館での図書館員と本を借りに来た人との会話なのか、あるいは店での店員と顧客との会話なのか、まずこれを見極めることが判断の根拠となります。
③整序問題
 いわゆる「文法」から「構文」に至る段階の問題です。これも文法を基本的理解した上で、問題演習を重ねるのが一番効果的です。
④内容把握
 ミニ「読解」です。「読解」では文法・単語・熟語・構文の知識もさることながら、「論理」の力が必要になります。個々の知識をつなげる力が「論理」の力なので、単に「知っている」「知らない」ではなく、「如何に考えるか」が問われます。日頃からこの姿勢を身につけておくとよいでしょう。
⑤空所補充を中心とした読解
 読解の中で、文法・単語・熟語の知識を問う問題です。時間が無ければ、前後の文だけ読んでいきなり解答を選ぶという方法もあります。

(2)大問~長文読解
①グラフ・表・データを用いた長文読解
 最大のコツはグラフ・表・データを先にじっくりと見て、そこに表われている特徴をあらかじめつかんでおくことです。こうした「内容の先取り」をしておくと、長い文章でも読みやすくなります。また、問題文で分かりづからい所があっても、設問と選択肢を読めば、かえってそれで「何だ、こういうことを言っていたのか」と分かることが往々にしてあります。大体、設問は問題文の流れに沿って組んでありますので、1パラグラフ(段落)読むごとに設問に目を通しておくとよいでしょう。
②主旨一致問題を中心とした長文読解
 パラグラフごとに選択肢と照合していきましょう。解答の根拠となる文を見つけることができるかどうかが全てです。「論理」的に考える姿勢を保ちながら、問題演習を重ねて慣れることです。長文読解問題は、文章はそれほど難しくない場合がほとんどですが、慣れていないと量負けして、時間が足りなくなってしまいます。

【高卒認定試験英語攻略の裏技】
 最初に小問から取りかかり、見直しもすぐにかけて、残りの時間全てを大問に当てます。小問は「知識」の問題であり、知らなければそれ以上ねばっても仕方がないので、なるべく短い時間で処理する必要があります。対策としては過去問ラッシュでパターン慣れし、知識をどんどん増やすのが有効でしょう。大問は読むだけで時間をとられてしまいますが、問題自体は素直であり、完答も十分狙えます。これをやらない手はないので、小問をさっさと終えて、たっぷり時間をかけたいわけです。したがって、過去問をたくさんこなす中で時間配分を覚えていくことも重要になってくると言えるでしょう。