必須科目は国語、地理歴史2科目(世界史AまたはBは必須、日本史AまたはBか地理AまたはBから1科目選択)、現代社会(または倫理と政治経済の2科目)、数学、理科2〜3科目(科学と人間生活と物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎のうち1科目、もしくは物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎のうち3科目選択)、英語の8科目。
必須科目の免除単位は次の通りです(平成24年4月以降入学者の場合。いずれも単位修得証明書で確認されます。単位取得証明書は文部科学省のホームページからダウンロードして高校で作成してもらいます。平成15年3月以前入学者の方は文部科学省のホームページで確認してください)。
①歴史能力検定試験(歴史能力検定協会)世界史2級・日本史2級
出題されるテーマは高校で学ぶ程度のものですが、 比較的高度な歴史知識が要求されます。記述問題も出題されます。
合格率約40%
練習問題: 練習問題 - 歴史能力検定 - (kentei-uketsuke.com)
②実用数学技能検定試験(数検、公益財団法人日本数学検定協会) 2級
高校2年程度のレベルで、1次:計算技能検定、2次: 数理技能検定があります。
2005年度からの高卒認定試験では「英語」が必修化されていますので、これらの科目を英語の合格又は免除に振り替えることはできません。
高校・生徒によっては、高2終了時で高卒認定試験受験科目8〜10科目全部が免除される修得単位となっている場合があります。この場合、単に申請だけすればいいようにも思われますが、実際には1科目でも高卒認定試験を受験しなければ免除扱いとすることができません。ただし、受験科目は何でもよく、得意な科目、簡単な科目、必要な科目、いずれでもいいことになります。
2001年に大検が2回受検になった時から、合格ラインは40点でほぼ確定しました(ただ若干の下方修正をするケースが確認されています)。評価では100~80点までをA、79~60点までをB、59~40点までをCとしています。したがって、受験生の感覚では「難しかった、全然できなかった」という結果であっても、合格できてしまいます。これは定員が決まっていて、「落とすための試験」を行う大学受験と、「何とか合格させて道を開くための試験」である高卒認定試験との性格の違いでもあります。
①事前に下見をし、当日は余裕を持って早目に会場に入ること JRは天災に弱いですし、バスは朝方にはラッシュでなかなか進まないということもあります。例年、受けることができなくて合格を逃したというケースが何件も出ています。これほどもったいないことはありません。 ②問題用紙に答えを書いて、それからマークシートに写す 問題用紙に答えを残しておかないと、解答をもらっても自己採点ができないため、現状把握があいまいなままになってしまいます。見直しも問題用紙とマークシートと二重にチェックして、万全を期すといいでしょう。名前の書き忘れやマークのずれなどは毎年何人か出ています。自己採点がボーダーラインを上回っているのに、不合格になるのはこのケースです。これも実にもったいない話です。 ③分からなくても必ずどこかをマークすること マークさえすれば確率何分の一かで正解になる可能性があります。なお、出題者の心理として選択肢をなるべく全部読ませて判断させたいという意図から、正解は後半に来やすい傾向があります。また、断定的な決めつけ表現(「全てが~である」「全く~ない」など)は往々にして間違いであることが多くあります。どうしても判断がつかない場合は、これらを参考にするとよいでしょう。
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